ボーイング737MAXの系譜-2

旅客機の需要が高いと、シリーズがどんどんと成長し多様化しニーズへの回答も増えていくものですが、B737は地上高を低くとった戦略のために、自らを苦しめることになりました。

それは、ストレッチ。今売り出している飛行機の性能を引き上げる場合に、胴体を伸ばす(=ストレッチ)ことがたびたびおこなわれてきました。もちろん、乗客数を増やすためです。
それで名高いのが、ダグラス航空機社のDC-8、DC-9でしょう。

手法としては、ベースとなった型の主翼の前後にバランスよく胴体を伸ばしていこうとするやり方です。
結果として、細長くなります。細長くなると、どんな点に注意したらよいのでしょうか。
それは離着陸時の機首上げ姿勢を制限するかどうかにかかってきます。

機首上げすることによって、反対に胴体後部は地面により近づきます。
B737は、DC-9に比べて地上高が低いですから、あまり極端なストレッチができませんでした。
飛行機は滑走路から飛び立つときに、最適な機首上げ状態がありますが、胴体が長く地上高が低い飛行機がそれをするとお尻が滑走路と接触してしまいますから、必然的に飛び上がるまでに滑走路を長く走る必要に迫られます。

その点、ダグラスの機体は、それなりに地上高が高かったので、思い切った長胴化を進めることが可能でした。
DC-9は最初の機体では乗客数が90名ほどでしたが、後期の型では170名強にまで客数が増えています。
それも、機体を伸ばすだけで、根本的な部分には手を加えないで可能でした。

そのため、一時期DC-9は売れまくり、生産に必要な資材を購入するお金が枯渇してしまい、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった戦闘機メーカーのマクダネルとがっぺいして、資金不足に対応したというおまけがつきました。

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