Mr.Children横浜アリーナ11/28 -その4

今回のツアーからメンバーに加わった世武 裕子(せぶ ひろこ)さん、全く知らない名前でしたが、桜井和寿曰く「素晴らしい才能」と紹介するだけあって、非凡な才能の一端を披露していました。
何処が非凡なのか。それは、ビートルズの出現当時の驚きに似た内容なんですね。
皆さん、ピンときましたでしょうかね。

答は、コード進行の展開具合です。
バッキングの役割を果たすミュージシャンですから、コンサート中に自己をアピールする機会はそうはありません。メンバー紹介とか、ソロパートをフィーチャーする時ぐらいしか、無いと言ってよいと思います。
しかし、ピアノという楽器の特性で、ボリュームのある低音を打つことが可能です。

それを最大限に利用する人が多いのですが、彼女は違います。
通常は考えられないコード進行をするのです。そして、エンディングで収まりの良いコードでまとめるのを良しとしない性格のようです。
曲が終わる時に、ほんの少しまだ続いているのよ的なニュアンスを取って、でも、やっぱり演奏を終わらせるのですね。これは、とても危険な技です。

ともすれば、折角良い雰囲気できたのを、かき混ぜるか破壊するかの要素に満ちた技法です。
それによって、完全に曲が終わっても明確な区切りがつくことがないような終わりの方法です。
しかし、そのコードは嫌みに聞こえず、次の情景につなげるだけの雰囲気を投げかけて余韻を作り出しています。

これぞ、まさしく才能と言わずとして何と表現すればよいのでしょうか。
とここまで、持ち上げるほどの良い耳フィルタを持っているわけではないのですが、実際に聞いて素直に感じたことは、確かに普通じゃない弾き方をする人だということです。

元々サニーというずば抜けた才能を擁するミスチルに、また強力なプレーヤーが加わったことは間違いありません。どんな雰囲気を投げかけてくれたか、会場にいた皆さんは掴んでいるでしょうか。

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