TBS日曜劇場の流れ

なんて漠とした題と思われるかもしれませんが、日曜劇場のドラマつくりには、肝心な部分がスポッと抜け落ちています。
それは、「南極大陸」の時に感じたある違和感が、今の「下町ロケット」にも感じられたからなんです。

端的に言ってしまえば、力点の置き場所がツボを外しているんです。
「ゴースト」の完結編では、本来、裁判で特許権侵害に当たるかどうかに力点を置く展開なのに、かなりあっさりと一歩的な話の進め方で、勝利まで突っ走ってしまいました。

これでは、面白くないんですね。
ここの部分だけで、5倍くらいの時間をかけるべきであったにも拘らず、するすると終わらせました。
山場として扱うべき場面をサラッと流し、その後の藤間社長と財前部長の惜別のシーンをゆったりと時間を割いて………。

裁判だけに注力しろというのではなくて、折角、特許侵害で話を盛り上げてきたのですから、たった一回の口頭
弁論のシーンで、すべての要素を盛り込んで、終わらせようとするのではなくて、被告側で地道に積み上げてきた反証の材料を一つずつ丁寧に取り上げて、それに対する原告側の執拗な追及を織り込み、しかし最後には………という展開にするのが、常套手段であり、ドラマの進行上必須の場面作りだったと思うのですが、演出家はそれを嫌ったのでしょうか。

演出の福澤克雄は、ドラマ「陸王」では、かなり切れの良さを感じさせる演出をしていたのに、今回は的を外しました。「南極大陸」でも、演出を担当していましたが、こちらも折角キムタクを起用したのに、使い切れておらず、生煮えで盛り上がりにかけたまま終了してしまいました。

素人が口を出すなと言われそうですが、視聴者は絶対数的には圧倒的に素人であることが大前提であることを忘れてはいませんか?と言いたいのです。
奇を衒う演出ならまだ許せますが、これはそれさえ感じられません。如何なものでしょう。

というのも、その少し前の稲刈りのシーンでは、コーラスに「ヘッドライト・テールライト」を挿入し、夕焼けのシーンを感動的に盛り上げていたのですから、どうして力点を外してしまうのか、解せないんですね。
関係者の方、教えてください、どうして、こうなってしまうんでしょうか。

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