山田孝男伝説 その32

フィールドジェネレイター こんな言葉がぴったりくる人って、たま~にいますよね。
簡単にいえば場を作る事ができる人の事です。
人が集まれば「雰囲気」ができますが、その時に良い雰囲気ばかりとは限りません。

大概のシーンにおいて、人は雰囲気を測るのに良い悪いぐらいの尺度しか持ち合わせていません。
でも山田氏の場を作る能力はずば抜けていましたから、通常なら一人か二人不満分子が気持ちの上で乱入してくるだけで、場の雰囲気は壊されてしまうところを、簡単によけてしまう事ができました。

そして、雰囲気も良い悪いのレベルを超えて、うっとりするような空間を提供して貰えたのです。
これがまさしく、信奉者を生む原動力となっていました。が、信奉者どころか、人間に上位下位の差をつける事さえ禁じていた氏にとって、或る面両刃の剣だったのかもしれません。

山田氏の能力の凄い所は、「受け流せる」力が素晴らしかったことです。
つまり、外からの不穏な雰囲気が流れ込んできたとき、通常はそれを意識して排除しようとする気持ちが働いてしまいますので、かえって意識が泡立ってしまう事が顕著になってしまいます。

ところが場にふさわしくない雰囲気が流れ込んできても、高い城壁が洪水から城や町を守るように、意識の高い壁が瞬時にして立ちあがり、しかもその表面がぴかぴかなんです。
このぴかぴかに悪い雰囲気は弱いんですね。

山田氏は或る概念を固定化すると、それを維持することにも高い能力がありましたから、例えて言えば高機能の日焼け止めクリームが、長時間肌を守れるように、一旦作り上げた場を崩さない独特の能力を持っていたようです。
それは、全能力を注ぎ込むと言ったタイプではなく、メインの能力とは別に持っている意識への働きかけ用の脳のエリアを使って、一定の状態に保てていたようなのです。

そのために、山田氏の作り上げた場の中にいる人は、超絶的に精神を安定させることに専念できたのです。
これは残留思念と言って、一旦思ったならば、改めて思い続けようとしなくても、一定のベクトルの力が流れ続けるものを指します。

今風に言えば、パソコンのマルチタスクにあたります。
こういった日常のシーンでも、並はずれて能力が使われていた事に、驚きを感じますね。


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