新薬開発事情

統合失調症向けの抗精神薬として有名なエビリファイですが、アメリカでの特許が数年前に切れました。
これは国内製薬業界第3位の大塚製薬の目玉商品でしたが、アメリカでの販売はピーク時で5000億円と、正に屋台骨を支えてきた薬です。

抗精神薬は、普通の人には縁がないので馴染みのない名前ではありますが、この業界ではスタンダードになっている薬です。その特許が切れるとどうなるかと言えば、後発薬がその市場を奪い始めます。
アメリカではすでに8~9割ものシェアを食われたと報道されています。いわゆるジェネリックの事を指しています。

しかし、新薬を開発している会社にとって、自分たちが開拓してきた市場が食い荒らされていくのをただ漫然と見ている訳にはいきませんので、新薬の開発・商人・製造・市場投入にまでを繰り返していきます。
今回も丸で主役が交代するかのようなタイミングで、大塚製薬の抗精神薬レキサルティの製造販売が1月19日に承認されました。

正式名称は、ブレクスピプラゾールといい製品名はレキサルティと命名されました。
ニュースリリースのよれば、「ドパミンD2受容体およびセロトニン5HT1A受容体に強く結合してパーシャルアゴニストとして働き、セロトニン5HT2A受容体にはアンタゴニストとして働くSerotonin-Dopamine Activity Modulator(SDAM)と呼ばれる新しい作用機序を有している」とありますが、この添え文はこれまた素人には縁がない世界の事です。

統合失調症向けの薬です。
これから様々な処方をを開発していくのでしょうが、これまた10数年の長きにわたってこの業界のスタンダード目指して研究は進められることになっているはずです。
これ無くしては、如何に細かい市場を押さえようとも、会社の成長は見込めないからです。
それだけに新薬をきっちりと世に送りこみ、自らも成長し続ける、製薬会社って大変なんですね。

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