A380ついに生産中止? -2

A300から始まったエアバスも、ファミリーを広げA330,A340、A310シリーズ、A320シリーズとなり、LCC用に最適の機体として、A320がもてはやされる様になると、ボーイング社の受注実績を一時期凌駕するほどのなりました。この余勢をかって、超大型機のA380の開発をキックオフして、ボーイングが747の後継で悩んでいるうちに、話題先行ながらエアバスのA380の市場での存在感はだんだんと増してきました。

しかし、ここに切り込んできたのが、あのドリームライナーB787です。
初期のトラブルが解決すると、座席数は中型機ながら航続距離は超長距離機に匹敵する高性能を持つこの機体は、航空会社に利益をもたらす側面以上に、国内線から国際線まで柔軟な運営をこなしてくれる使いやすい機体となり、エアバスの超大型機より採算がとれることで、採用機数は激増しました。

対抗上、エアバスはA350計画をぶち上げ、急ピッチで開発就航させました。
しかも、ここにきて初めてB787より少しずつ大きく航続距離も長くする仕様で売り込み始めました。
ここでA380は売れ行きに陰りが生じてしまったのです。

もともと金持ち航空会社であるエミレーツ航空がA380の半数程度を購入しており、他の航空会社は運航に踏み切れないでいました。それというのも、あのトラフグも逃げ出すようなずんぐりむっくりした機体の形状では、あまり空気抵抗を改善できず、大型機で有ることによる経済性の向上があまり見られず、しかも、キャパシティを埋めるだけの長距離路線が多くは存在しなかったことから、2015,2016年の新規の受注を見ることができませんでした。

これではラインの維持はおろか、商売そのものが成り立ちません。
頼みのエミレーツ航空の追加発注がなければ、もはや生産を継続することは無理であることが明白となってしまいました。昨年も一度生産中止説が浮上していましたが、今度はもっと真実味があり、おそらく間違いなく生産は中止されることになると思います。

やっと、アメリカの航空機産業に追い付きそうになっていたのに、A380の生産中止得またもや後塵を拝してしまうヨーロッパ連合の思いはいかばかりでしょうか。


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