E657系の側面美

自動車や鉄道の車両は、デザイン上の特徴は前からのいわゆる[顔]がほぼすべての要因を満たしています。
中でも、歴代新幹線の500系のデザインが群を抜いています。
それ以降の新幹線車両は、あまりに空気力学云々と言われているためか、デザイン的には好きになれませんね。

ところが、特急ひたちに使用されているE657系は、珍しくも側面からのプロポーションが際立つ車両です。
中央線特急車両のE257系に似通ったスカートデザインではありますが、その滑っとした塗装が、なんとも言えません。車両下端の絞り込み部分が不思議と造形美と醸し出しています。

こんな特徴を書けるのも、東京駅の6番線ホームから、7番線に停車しているひたちの車両をやや見上げる形で長時間捉える事が出来るからなんです。
この車両は、ピカピカであったのも、好印象の一つの要因でしょう。
綺麗でなくては、デザインが活きませんからね。

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出典:Wikipedia

鉄道の車両と言うのは、過酷な環境に晒されます。
直射日光、酸性雨、塵埃、寒暖差、振動、ピッチングヨーイング等の機械的ねじれ等々。
それに耐えなければばならないわけです。

東京都国立市光町にある鉄道技術研究所では実物大車両の曝露試験を継続して行っています。
これによって、車体の耐環境性能を研究しているのです。

その成果は地道な物でしょうが、着実に車両の改良に役立っているのでしょうね。
だから、今回取り上げたE657系の輝くような塗装が実現できたのでしょう。
こんな目で、一度車両を眺めてみてください。
鉄道会社毎の車両の綺麗さには、思いのほか大きな差があることに驚かれると思います。

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