竹野内豊「この声をきみに」

竹野内豊 NHKでの初主演ドラマ「この声をきみに」
出演陣がとてもユニーク 麻生久美子、ミムラ、平泉成、仁科亜季子、柴田恭兵、杉本哲太、片桐はいり
特に、柴田恭兵、杉本哲太、片桐はいり の3人は、画面に写り込むだけで雰囲気を醸し出させることができるベテラン俳優であり、セリフが少なくてもドラマの流れに大きく影響を与える力を発揮しています。

そこへ、元ダンディで鳴らした男、竹野内豊の絶妙なとぼけ具合が、自然におかしさを誘います。
まずは、配役による勝利は確定しました。
竹野内豊は、「素敵な選TAXI」でも、とぼけた感じのタクシー型タイムマシンの運転手でいい味を出し、今までのイメージを覆すことに成功していますが、今度のドラマは数学者役、それも生活の中にまで「素数」を持ち込んで一人悦に入る役どころ。

なかなかに癖がある役作りですが、もうこの辺の俳優に成ると安心してみていられますね。
原作がかっちりしていて、脚本がシーンを着実に描き、出演陣が演出家に応える、これこそがドラマがヒットする三大要素ですが、「この声をきみに」はそれらが第一回にして達成されています。

こういうドラマは、進行のスピードをどうやってキープするかが大きなカギですが、初回は成功しています。
また、ドラマが面白くなるかどうかは、せりふの話す音量がかなりの重要なファクターを占めています。
竹野内豊は、ぼそっとしゃべっても、明確な発声をしているので、自然がふるまいが生きています。

平泉成は、独特の風貌と抑えた演技に、掛け声をかけたくなるほどの渋さです。
柴田恭兵は、かつての熱血刑事(デカ)時代の面影を微塵も感じさせず、役を役としてでは無く、そのものに成りきって演技しているところに魅力を感じます。

初回のクライマックスは、朗読教室で心の穴が一瞬埋まった瞬間を、帰宅して娘の教科書を読んで再現した時に見せる涙の演技でしょうね。
このシーンでは、俳優の力を強く感じます。

8回シリーズです。期待を持って最終回までしっかり見ようと思います。


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