山田孝男伝説-その24

山田孝男を語る上で、絶対に外せないのが、その声でしょう。
インストラクターと呼ばれる人種とは異なった存在ではありますが、声の質においてはかなり近いものを持っていました。

どんな集会においても、リーダー的な人は、あまり「素敵」な声を持ち合わせていないことにお気づきでしょうか。
むしろ、若干ハスキー気味の声の方が多いように感じています。
かく言う私も、相当なハスキーボイスで、かすれ声に近いような響きのない声です。

山田氏の声はそこまではスキーではありませんでしたが、いわゆる太く響く魅惑的な声ではありませんでした。
まさにそこにこそ、山田氏の秘密が有ったのです。

平らかな音量で有りながら、ゆるい抑揚の付いた語り口に長時間接していると、その声の作りだす異空間にいつの間にか取り込まれていることになります。
それは、受講生、皆、等しくチャンスを与えられたようなものなのですが、感受性が発達していない、もしくは、使わないために退化してしまった人たちには、残念ながら氏の講座であっても意味のないものになってしまうかと思いきや、そこや稀代の瞑想家である山田氏にかかれば、講習会に参加した全員に何らかの満足をもたらすことに成功していました。

このことこそが、勝手にシンパを気取るものの出現につながったのです。
山田氏の声に込められた意志の強さは、半端なものではありませんでした。
たとえば、講座の開講中に、しゃべりだけに飽きてきた子供が、動き始めるときの対応法を見てみると、氏の本質を理解できたような感覚に襲われます。もちろんそれは錯覚にすぎないのですが..。



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