今の日産に望むもの-2

自動車と言えばレースです。これなくして、車の進歩はなかったでしょう。
かつて、R-380から始まる数々のプロトタイプレーシングカーを世に送り出してきた日産ですが、2015年のルマンには出場したものの、2016年は早々と出場しないことを発表して、ファンを落胆させました。

以前はレースに積極的な日産、会社規模以上の挑戦を行うホンダ、コンサバ路線でレースに出ないトヨタと言われていました。
しかし、今や、トヨタの積極姿勢が目立ちます。これは、トップのモリゾーが車大好き人間で、自らもレースにエントリーするほどのレースフリークだからでしょう。世界自動車販売数1・2位を争う大メーカーであるトヨタの社長が、レースに参戦すれば、それは話題にならないほうが不思議でしょう。

片や、日産はと言えば、WECにも出場していません。
NISMOブランドが泣こうというものです。
スバルのSTIとかトヨタのG’s、今は少し変わってしまったけれどもホンダの無限。
これらの中でもひときわ大きな商売ができているNISMOなのですから、やはり成り立ちの大元に立ち返って、レース活動をもっと積極的に行って欲しいと思いますね。

日産がある時期大きく飛躍した原動力はいろいろありましたが、サファリラリーを前面に打ち出して、企業イメージを高めたのが大きな要因でしょう。
悪路に強い日産、ひいては技術の日産を標榜できたのも根っこには世界のレースに出場して、勝ちえた賞賛以外に、レース活動を通じて得てきたノウハウが屋台骨を構築し、基礎を固め、会社を牽引する原動力になってきていたはずです。

その文化を過去の歴史としてはいけません。
連綿と続く自動車業界の激しい競争を勝ち抜くために、レース活動を今の何倍の活発にして、車内の活性化につなげるべきだと思います。

今の状態に満足していては、先はもう無いものと思えと言えるほど、厳しい世界だということを、自覚しない開発陣ではないと確信しています。
そのためには、豊富なラインアップを揃えることと、レース活動の活性化を文字通り両輪として、自らを鍛えていって欲しいと考えます。

ニッサン!気合を入れて頑張ってほしい、と思います。

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