宅配業界のターンニングポイント

小口配送業者のドキュメンタリーがテレビで放送されていました。
軽バンの荷室いっぱいの荷物の大部分を占領しているのが、あの茶色の段ボールに舌を出した口のマーク…そうamazonの箱でした。

宅配業者が抱える一番の問題は、不在につきますが、その次に来るのが「時間指定」オプションです。
業者は宅配対象の地域割がされていますので、その中をどう効率的に配送するかに腐心するのですが、それを阻害する大きな要因が時間帯指定なのです。

細長い地域を担当している業者は一番悲惨です。
たとえば、東西2Km幅200mを担当しているとしましょう。
東西2Kmというとすぐ移動できそうな気もしてきますが、実際は路地から路地へと移動しなければならない宅配業者にとっては、時速30Kmで平均して走れるなんてことはまず期待できません。

曲がりくねった細い道を、対向車の存在、自転車の飛び出し、こどもの飛び出し、老人の思わぬ行動に目を光らせながら走るため、思ったほど平均速度をあげられません。
そして、今から東のはじの方を集中的に配達しようとしたときに、不在通知を入れていた客から再配達の連絡が入ったとしましょう。

その客は西の端の方なのです。ところが、時間帯指定の荷物はその辺りには無く、今自分がいるところのすぐそばがなんてことがちょくちょく起きます。ところが、再配達の要求は、今からまたすぐ出てしまうので、大至急もってこいというものであることも、これまたとても多いのです。

こうして、再配達を済ますと、時間帯指定の荷物が配りきれないかもしれないほど、時間が切迫してきます。
勢い、荷物を持って走る羽目になります。
そんなことを毎日繰り返すのが、今の宅配業者の現状なのです。

今は無料の時間帯指定が、今後有料になるかもしれません。
また、amazonなどが展開するプレミアムな配達システムそのものが、宅配業者に拒否されることも大いに考えられる事態になっています。
すでに、今年の春闘では、ヤマト運輸労組から荷物の引き受け総量を減らすようにとの要求が出されています。

もともと、ヤマトの今の事態を招いた要因は、佐川急便がamazonの荷受を断ったことに端を発しています。
当然、対抗馬のヤマト運輸に荷物は流れます。
この時点で、ヤマトとしてもドライバーを2500人も増員するという対策を講じました。
しかし、焼け石に水の様相を呈しているのが、すでに輸送業界では常識となっています。

この項、続く。

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この記事へのコメント

Owen
2017年03月07日 09:46
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