ボブ・ディラン ノーベル文学賞

ノーベル賞委員会は、大変な決断をしたものですね。ボブ・ディランと言えばフォークソン・シンガーソングライター。この二つの言葉はこの人物を起源とすることに対しては、異論はないと思います。

ただ、日本ではもうすでに過去の人の範疇に分類されてしまっているキライがあることは、否めない事実です。
実際のところ、実年齢で行けば、50歳台で辛うじてその全盛期を知る人が見つかるといった程度ではないでしょうか。

毎年受賞対象となるあの作家の作品は、残念ながら言葉の洗練度・語彙の豊富さ・修飾語の盛り付け方の異常さなどを勘案すると、年に50~70冊程度は小説を読み込んでいる方の意見によれば、「万人に等しく心を揺さぶる力がない」と酷評していました。
私自身はそこまでのことを言えるほど彼の作品を読破しておりませんので、きついこと言えませんが、それでもなぜあんなに騒ぐほどのレベルの作家なのだろうかと思っておりまいした。

そう考えてくると、やはりボブ・ディランに賞を授けるといった方向にかじを切ったノーベル賞委員会の決断は素晴らしいと思います。今回は、発表の日時を一週間延ばしたととのことですが、それもさもありなんの事実で驚かせてもらいました。

ここで、日本でこれだけの言葉を紡げるシンガーソングライターはいるかと思いを巡らせば、中島みゆきがその筆頭に来ることは間違いないでしょう。彼女は歌唱にも秀でていますので、やはり圧倒されるのは歌詞という圧縮された言葉に含まれる膨大な情報量でしょう。

短歌や俳句を文化に持つ国民としては、韻を踏むことよりも比喩などの技術に溺れることよりも、あたかもジャコメッティの作品のごとくスリムにぜい肉をこそげ落とした歌詞の世界に耽溺して貰いたいとも思います。

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