朧月夜

菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の端(は)、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。
里わの火影(ほかげ)も、森の色も、田中の小路をたどる人も、
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、さながら霞める朧月夜。

童謡、文部省唱歌「朧月夜」の歌詞ですが、結構難しい言葉が並んで
いるとは、思いませんか。
なにしろ、振り仮名つきの歌詞など、最近ではとんと見かけませんよね。
振り仮名が付いているとすれば、通常の読みではない読みをさせるた
めの記号的な意味でなら使っていますが…。

何故こんなことを書きだしたのかと言えば、藤沢市の中程を流れる引地
川の周囲に広がる田圃一帯から聞こえてくるカエルの鳴き声を耳にした
からなんです。

一匹や二匹ではない、それどころか、100匹や200匹などでもオッツカ
ナイほどの相当な数のカエルの大合唱の声です。
一斉に鳴くとは言っても、完全に唱和するなんてことはないですから、個
体が聞き分けられるほどはっきりとした声でありながら、圧倒的な数の
鳴き声ならではの、騒々しさです。

でもそれは、奇しくも昼間縦横無尽に飛び回っていた米軍のFA-18とは
全く性質の異なった騒々しさなので、ウルサイと感じることのない騒々しさ
と言えるでしょう。(経験しないと分からないかも?)

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