食品偽装と日展

阪急阪神グループの食品偽装問題では、社長の弁明が聞くに堪え
ない酷いものであったことは、万人が認めるところですが、堰を切っ
た如く食品偽装が明るみに出てきましたね。これは、この状況なら
みんなに指弾されるにしても、矛先が分散してしまうだろうとの計算
から来ているのでしょう。

他方の日展の問題、これはいまさら取り上げる事がおかしいくらい
の話題です。
このようなコンテストにおいては、平等な審査自体があり得ないこと
ぐらい、周知の事実です。それを、敢えて取り上げるのは、些か埋め
草記事にとっても不幸なことです。

アカデミックに迫った論説がデスクに一蹴されてしまった後の編集部
員の気持ちは、痛いほどわかります。シンプルに分かり易く、それで
いて主義主張ははおくびにも出さないようにして、読者の気持ちを掴
むこと。

でも、業界という狭い世界では、とんでもないようなことが、日常茶飯
事だったりすることが当たり前に存在します。
いわゆる「出来レース」ですね。
この言葉が存在すること自体、こういった癒着やおもねり行為が横行
している、それも相当な昔から有ることが分かります。

食品偽装のニュース喧しい中、今日の「相棒」は、正に原価の安い食
品に走ったことを見破られた会社の社長が殺人を犯すという内容でし
た。オンタイムで起きていることを、ドラマに取り上げたのではなく、す
でに撮り上がった番組の放映時に、内容に酷似した事件が報道される
この偶然。驚きますよねえ。

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