小田急地下化工事

慢性的な踏切渋滞を引き起こす「開かずの踏切」の中でも、顕著な
のが小田急線の世田谷代田~下北沢~梅ヶ丘付近ですが、この
状況を改善するために、この部分を地下化する工事が、進められて
きました。

2004年9月7日の工事着手ですから、実に8年半の歳月を費やして
いることになりますが、ようやく所期の目的である「4線地下式(下北
沢2層構造)として整備する計画」の半分が、今年3月23日に完成
し、運用に供される運びとなりました。

これによりこの区間に有った踏切9カ所が、すべて廃止となり、路面
交通の隘路が解消されることになります。世田谷代田~和泉多摩川
間は、すでに複々線化工事が終了して運用に供されてから数年が
経っていますが、今回の切り替え部分の複々線化が終了しないと、
本当の効果が発揮されません。(2009年3月)

この区間の工事も、1999年の着工ですから、鉄道事業の改良工事
には、多大なる費用の外に、長大な時間を必要とするものなのですね。
外にも東京都・町田街道「南橋」の橋脚架替工事なども、およそ五年の
工期に成りそうな感じです。

小田急の地下化工事も、今回の切り替えは暫定的なもので、複線を
地下化したに過ぎません。
この後、さらに複々線化する工事が待っています。
本来の完成予定日は過ぎてしまっています。いったいいつ出来上が
るのかというのが、利用者の本音でしょう。豪徳寺近辺は高架化に対
する周辺住民の反対が物凄かったとのことで、用地買収にかかった時
間が遅延の大部分です。 同時に、総事業費も、当初の計画より大幅
に膨れ上がっていますが…。

鉄道事業は、もともと土地取得の費用が、その後の経営に大きく影響
する性質上、最初から将来の複々線化や三複線化を考慮して、用地
取得など出来る筈はありません。
しかし、敷設した線路の効果が絶大で、混雑が酷くなって、増発の限界
を越えると、線増となるわけです。その時には、沿線人気が高まっていま
すから、用地買収の価額が高騰してしまうと言う皮肉な面をいつも抱えて
います。

正に、痛しかゆしですね。

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