山田孝男伝説 その五

山田孝男と言う名前で思い出されるのは、意識工学的アプローチで、
海外のさまざまなマインドグッズを日本に紹介したり、本人自身の考
案による製品を、かなり多く手掛けていたことです。このアプローチの
手法は、さながら法然上人の念仏に通じるところがあるように感じます。

法然上人の時代は、教育を受けられる層がかなり限定されていました
ので、一般衆生には仏教の教えを講釈してもなかなかに受け入れがた
かったわけですが、それならばいっそのこと、心を込める手段として、
念仏を唱えることを提唱しました。まさしく、大乗仏教の発想です。

他方、山田氏は願望達成のために、数多く器具の販売を行ってきまし
た。そこで関わった何人かの博識な方を日本に呼んで、講座を開催
したりしました。こういった側面が、瞑想とはいえダイナミズムが底流に
脈打っているという山田氏の活動を特徴づける事柄でもありました。

その中で、氏の手になる作品と言えば、代表はやはりクリスタルセブン
とヒランヤでしょう。特にヒランヤは、ニッポン放送が取り上げ、後には
その話題を本の形にまとめ、一般書店で売り出したほど話題になりまし
た。ここで特徴的なことは、ヒランヤのオリジナルは山田氏ですが、製
品化に際しては、別の人間に委ねたのです。ある面、商業ベースに乗
せられる力を秘めた瞑想グッズのアイデアを、惜しげもなく手放すとこ
ろに、先々までも見通す氏の志を垣間見ることが出来ます。

本来なら、精神世界に物理的な器具を持ち込む手法は禁じ手ですが、
そこをクリアーしなければ・・・という人にとって、次のステップへのスプ
リングボードとしての瞑想用器具の発明・販売は、ある境地へ達するま
での時間短縮に寄与することでしょう。それこそが、器具販売の目的だ
ったのです。

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  • 山田孝男伝説 その12

    Excerpt: 山田孝男氏の講座に共通するもの、それは、話術ですと以前のブログ にも書きましたが、特別な話術でないことも、やはり、以前に書きました。 では、何が違うのでしょうか。それは、声の調子によるところが大き.. Weblog: つづれ折りの坂道から racked: 2012-06-10 01:25